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高いカレーは本当においしい?高級レトルトカレーをたくさん食べて検証してみた
高級レトルトカレーって本当においしいの?
検証してみました~!
忙しい日の夜ごはんや休みの日の昼ごはんなどに頼りたくなるレトルトカレー。
最近ではどこのスーパーでもレトルトカレーコーナーはかなり充実していて、ご当地カレーなんかもたくさん揃っています。
レトルトカレーはほとんどが1人前150円~200円程度の価格帯ですが、いろいろと探してみると500円を超えるような高級タイプも。
食べてみたいけど、失敗するのが不安でなかなか買えない高級カレー。果たして本当に高級なだけあっておいしいのでしょうか?
編集部で高級カレーをたくさん食べて「高級カレーは高いだけあっておいしいの?」という疑問を調査してみました!
※価格は全て編集部がスーパーで購入した時のレシートを参考にしています
今回のラインナップ
今回は東京23区内に住む編集部スタッフの家の近くにあるスーパーに行き、300円以上するカレーを「高級カレー」と定義して複数購入。同ブランドから複数種類が発売されている場合は条件を同じに近づけるために「ビーフカレー」を選択しました。
高級カレーと一緒に、普段食べなれた味のカレーも1つ買ってみました。
みんな大好きボンカレー。安定のレトロなパッケージが素敵です。
また、ごはんは同時に炊いたものを利用。これでカレーのみの味を楽しめる環境はばっちりです。
今回はレトルトカレーの1位を決めることが目的ではなく、「高級カレーは果たしておいしいのか!?」という疑問を解決することが目的。
それぞれの味の特徴ともに、高級であろう理由も推測していきますね。
まずは定番「ボンカレーゴールド(中辛)」
大塚食品株式会社から発売されているロングセラーブランドの「ボンカレー」シリーズ。保存料・合成着色料不使用なのも嬉しいポイント。
150円以下という価格が庶民の味方です。
こちらは他の高級カレーと比較するために、定番カレーとして購入しました。
原材料はこちら。
具は人参とジャガイモが中心であまりお肉は入っていません。
マイルドな優しい味でスパイス感もなく、お子さんもぱくぱく食べられる安定の味です♪
価格:148円(税抜)
内容量:180g
さぁ、次からはいよいよ高級レトルトカレーの調査に移ります。
女性のあこがれ「資生堂パーラー・ビーフカレー」
1902年、東京・銀座にオープンした資生堂パーラー。洗練された雰囲気に「一度は行ってみたい」と憧れている方も多いのではないでしょうか。
その資生堂パーラーの代表的なメニュー「ビーフカレー」。
こちらのカレーはソースの香ばしさと深いコクが特徴で、じっくりと丁寧に香ばしさを出しながら作り上げたルゥと、時間をかけて煮込んだ濃厚なブイヨンとビーフを合わせて作られています(パッケージより)。
原材料はこちら。
おうちで憧れのお店の味が堪能できるなんて嬉しい!というわけで早速試食。
デミグラスソースっぽい深い味で、一般的な欧風カレーをリッチにした味わいです。
味が深く濃厚でとってもおいしい・・・!
具はあまり入っていなくて牛肉のみがごろっと入っています。
普通のカレーの最高レベルが食べたいなら絶対これがおすすめ。
価格:500円(税抜)
内容量:200g
洋食の名店が監修「麻布十番ビーフカレー」
東京は麻布十番にある洋食の名店「グリル満天星麻布十番」の総料理長が監修したこちらのカレーは、私たちにもなじみのあるハウス食品株式会社から発売中。
本格デミグラスソースの味わいと深いコクが特徴です(パッケージより)。
原材料はこちら。
食べてみるとトマトの酸味が強く、マッシュルームも入っていてハヤシライスみたいな味でした。牛肉がごろごろ入っていてリッチな食感。
スパイス感は無いのですが、バターのコクがあり味が深いのが特徴です。
ほとんどハヤシライスのような印象なので、カレーが食べたいときに食べるとちょっと拍子抜けしてしまうかもしれませんがこれはこれでおいしい!
価格:418円(税抜)
価格:210g
ファンが多い人気店「新宿中村屋 極める牛肉カリー」
日本のカリー文化発祥の店としてカリー作りを「極める」という信念のもとに仕上げられた一品(パッケージより)。
昭和初期から愛されてきたその味は、今もなお高級カレー界のあこがれの存在です。
原材料はこちら。
こちらはじゃがいもと牛肉がごろごろ入っていて具沢山!
口に含んだ直後はとろとろに溶けた玉ねぎの甘さがくるのですが、だんだんスパイスの複雑なおいしさが追いかけてきます。
お店で食べたら絶対1000円以上はしますね・・・。
価格:566円(税込)
内容量:230g
カリーライス専門店の一品「エチオピア ビーフカリー」
カレー激戦区である東京神田の神保町の名店から発売されているこちらのカレーは、さすが激戦区で人気なだけあってカレー好きにはたまらないスパイシーな味。
パッケージにも「厳選スパイス使用」をうたっているだけあり、かなりのスパイス感です!
原材料はこちら。
ルー自体はサラッとしていますが、かなりスパイシーで辛め。
スパイスと具がしっかり煮込まれていて味が深く、少し酸味があります。目で見てわかる具は大きな牛肉のみでした。
価格:330円(税抜)
内容量:200g
パッケージから高級感「銀座千疋屋のビーフカレー」
高級果物店の銀座千疋屋のカレーは、果物店らしくりんごやバナナ、ココナッツが加わったトロピカルな風味。高級パフェは食べられなくても、高級カレーはおうちで食べられます!
原材料はこちら。
スパイシーでピリッと辛いのですが、フルーティで甘みがあっておいしいです!他のカレーよりも、甘口というわけではないのですがフルーツ感がありました。
具は牛肉がごろごろ入っています。
デミグラスソースの味もするので少しハヤシライスっぽく、コクと品があるカレーです。
価格:594円(税込)
内容量:200g
ヘルシーカレー好きの聖地「もうやんカレー」
大量の果物やスパイスが溶け込んでいる複雑な味わいがとってもおいしいと大人気のもうやんカレー。こちらも実店舗の味がレトルトになったタイプです。
何といってもポイントはグルテンフリー。化学調味料も不使用なので体にもよくヘルシーなので女性にも嬉しいカレーです。
原材料はこちら。
もうやんカレーは独特の味で、とろとろにいろいろな具が溶けているのが分かります。少し酸味があり、食べた瞬間の辛さはそこまで強くないものの後からスパイス感がやってきます。
食べてもお腹がもたれないのがうれしい♪
具は、見てわかるのは牛肉のみ。こちらもごろごろ入っています。
価格:648円(税込)
内容量:200g
結論:高級カレーは大人のおいしさ
定番のボンカレーと高級カレー6種を食べ終わったところで、ここからは「高級カレーはおいしいのか?」の問いに対する見解をお知らせしていきます。
①スパイスカレー好きには絶対おすすめ
高級レトルトカレーには、カレーの名店(実店舗有)が出しているカレーが多く、スパイスやその他の材料にこだわって作られているものが多いです。
プレーンな「おふくろのカレー」を食べたい方には定番カレーがおすすめですが、スパイスが効いたカレーを食べたい方にはとってもおすすめ。
まさにお店でしか食べられない味が堪能できます!
入っているスパイスなどはパッケージの裏の原材料欄をチェックしてくださいね。
②お肉がたくさんで満足感あり
どの高級レトルトカレーにも共通していたのは「お肉がたくさん入っていて具沢山」であること。定番タイプのカレーではじゃがいもやニンジンなどの野菜が入っているものは多くみられるものの、お肉がしっかりボリューム多く入っているものってなかなか見かけないので具に高級の価値あり!です。
お肉の食感もほろほろでしっかりおいしさが楽しめますよ。
③濃厚で複雑な味のため大人向き
スパイスの他に、ワインやソース、香味野菜などがふんだんに使われていたカレーもあり、マイルドというよりは濃厚で大人の味のものが多いです。
「家族でカレー♪」という場合は、お子さんのお好みに合うかどうかが購入の見極めポイントになりますが、高級カレーはお子さん向きでないかも?という味のものもあり、大人だけで楽しめる時などにぜひ食べたいカレーが多かったです。
④内容量がちょっと多い
ボンカレーは一人前180gの内容量でしたが、高級レトルトカレーは200g以上のものばかりで、そもそもの内容量も少し多めで満足できる量。
お肉の重さもあるのでしょうが、ルー自体も多めでした。
【結論】
結論としては、高級カレーは高級なだけあって大人にとってはとってもおいしいので、ちょっとお財布に余裕のある日や、こっそり楽しみたい自分用のご褒美ランチとして買っておくと良いと思います♪
いつもは手が出ない高級レトルトカレーですが、お店で食べるよりは圧倒的に安く、お店でしか食べられないような味が楽しめるのでたまに買って堪能したい一品!
どんな味か想像できずに買うかどうか迷った場合は、箱の側面や裏面に書いてある原材料をまずはチェック!
おうちで再現できないような材料が使ってあったら、味や使用材料に対するコスパは決して悪くないので食べてみる価値はあると思います。
もちろん定番カレーもおいしいので、使い分けて楽しみましょう♪
高級レトルトカレーのおいしさをたまには楽しもう♪
高級には高級の、定番には定番の良さあり。どちらが良いとか悪いとかではなく、好きな味を見つけて幸せなカレータイムが楽しめれば最高の一品に。
たまに高級カレーも食べて、自分へのご褒美にしてみては?