折り込みチラシを研究し続けて10年以上。パッとチラシを見ただけで、どんなスーパーなのか想像できる技を持っている、チラシ博士による連載です。今回は、楽しく、お得に買い物をするための、自分と相性のいいスーパー選び=「スー活」、後編です。

チラシ博士profile

チラシ博士

30代男性、チラシ好き。家庭では買い物は好んで担当するが、料理はここぞというときに。

ひとこと:

最近の注目チラシは関東の大手スーパー、ヤオコーさんです。パリの朝市のような雰囲気を紙面上で上手に表現されたチラシを発行される時があり、これがまたワクワクするのです!

 

前回の振り返り

チラシ博士-スーパー-店内

日々の買い物にスーパーは欠かせませんが、その前に「スー活」によって自分と相性の良いスーパーを見つけておけば、買い物はもっと楽しめます、と前回の導入ではお伝えしました。

前回はスーパーのタイプ別の特徴や、チラシからタイプを見分ける方法などについての説明でしたが、今回はスー活の後編として「自分とスーパーの相性のみきわめかた」についてお話し、最終的には自分に最も合うスーパーを決めていきたいと思います。

チラシをベースにスーパーと自分の相性を見てみよう

前回のYES-NO診断で、スーパーのタイプが分かったかと思います。

YESNO診断

続いて、これらのスーパーが自分にどれぐらい合うお店なのか、チラシから目星をつける方法を説明します。

各スーパーの1週間分のチラシ(各店1~3枚になると思います)を見て、日替わり特売品に絞って「これは我が家でふだん使う食品だな」という品すべてに◯をつけ、スーパーごとにその数を集計してください。

◯の数が多いスーパーほど、相性の良いスーパーといえます。

この時点では「Yes-No診断」のBかDタイプのお店が上位になりますが、暫定なので気にしないでください。

※ここに気を付けて※
・3日間通してのお買い得品など、日替わりでない物は対象外にします。ただし日替わり特売品がないチラシの場合は、日をまたいでのお買い得品でもカウントします。
・1週間の中で同じ品が何度も出てきた場合も都度カウント対象とします。

解説

チラシ博士-買い物かご

(1) わたしたちが普段買う食材の種類は、それほど多くない

 

自分の家の冷蔵庫の中を、思い出してみましょう。上段・中段・下段、チルド室、ドアポケット、野菜室、冷凍庫・・・。ここに格納されている食材のラインナップは、大きくは変わらないのではと思います。

旬の野菜やお魚などが少しずつ入れ替わる以外は、定位置に我が家の定番品があるのです。(冷蔵庫収納のコツも「定位置を決める」ですよね)

大切なのは、「その定番商品は、100世帯あったら100パターンある」ということです。

(2) チラシに載る商品の種類も、意外にも定番が多い

 

たとえば、土日月の3日分の商品が掲載された一般的なチラシを想像してみましょう。表と裏を合わせて、載っている「日替わり商品」は全部で何品だと思いますか。

ここでは、とあるチラシの例から正解をお話しします。

関東にある、とあるスーパーのとあるチラシでは、掲載数は145品でした。(ちなみにチラシ全体では218品載っていました)。火~金曜のチラシも別途あるとして、単純計算して1週間分の日替わり品は340品となります。

実は、スーパーのチラシは、旬の食材が少しずつ出入りして変化しながら、各お店の「定番商品」が何度も繰り返し登場しているのです(その周期はさまざまです)。

340品というのは”のべ”の商品数なので、種類でカウントすればその数はさらに絞られます(感覚値では数十~100程度減少すると思います)。

ということで、約200~300の特売品の中に「我が家の定番」がより多く含まれるお店を把握することが、楽しく買い物をするためのベースの一つになるのです。

実際に買い物してみて、スーパーと自分の相性を決定しよう

次にいよいよお店に行きます!

「我が家の定番」がより多く特売品としてありそうなお店から優先に買い物をして回り、実際にお店に行ってチェックして、分かったことを加味し、最終的な相性を決めます。チェックするポイントは後半でお話します。

普段通りの買い物サイクルでその時のチラシを見ながら買い物計画を立てて、普段通りに買い物をします。一気に回ろうとすると疲れて判断を誤る可能性もあります。数日~2週間ぐらいかけて回りきってください。

結果をざっくりとまとめます

お店から戻ったら、「お店全体」と「カテゴリ別の商品」に分けてお店の評価をします。

私は下図のようにレーダーチャートにしていますが、「このお店はここがよかった」「ここはイマイチ」と自分で把握できていればフィーリングでOKです。

チラシ講座-スーパー-レーダーチャート

評価項目について

・総合評価のチャート(一番左の図)

私の場合はこの図にある10項目になりますが、買い物においては、こだわりや逆に気にしないものに各自差があります(例:買い物は徒歩なので駐車場はどうでもいい など)。

また、ライフステージによっても変わります(子どもが生まれたのでベビーカーでも買い物しやすい店内がいい など)。その時は適宜差し替えましょう。

・商品カテゴリのチャート(三角形の図)

 

カテゴリとは、「青果」や「鮮魚」など、各売り場のことだと思ってください。こちらは「安さ」「品質・鮮度」「品揃え」の3つでよいでしょう。
また、もし我が家ならではの「これは譲れない」という定番・こだわりのカテゴリや商品があれば、それを評価対象カテゴリに追加します。

「定番商品」が各家庭で異なることは前述のとおりですが、この定番商品をどこで買うのがよいかは、買い物を楽しくする上で重要だからです。

なお「定番」の度合いも各家庭で差があります。

ヨーグルトが定番の家庭でも、「プレーンならどこのでもOK」という家庭もあれば、「うちは絶対●●社のもの」とブランド指定の家庭もありますし、

さらには「●●社の脂肪ゼロじゃなきゃダメ」と商品指定の家庭もあるでしょう。我が家に合った基準で評価してOKです。

チラシ講座-こだわり

使うお店のラインナップを決めよう

結果が出そろったら最後に、使うお店を決定していきます!

お店の中には、「お店そのものとの相性」と「チラシ上の特売品との相性」のどちらもよかったお店と、バランスはよくなくても、どちらかの面で相性が秀でているお店があったと思います。

お店はどれか1つに絞って選ぶのではなく、お店との相性・チラシ上の特売品との相性の、両方のお店からを選んでいきます。

どれかをメインのお店として中心に据えつつ、「鮮度のいいお魚を買いたい」「お肉を安く買いたい」「この品はこのお店にしか置いてない」などその時々の状況に合わせてお店を使い分けられる分ならいくつでもお店を選びましょう。

あなたの理想的な買い物のピースをひとつひとつ組み合わせていく過程は、実はスー活の中でももっともワクワクするひと時でもあります。

あなただけの最強のスーパーマーケット・ラインナップが完成したら、いよいよ楽しい買い物生活の始まりです!

=まとめ=

長くなりました。今日はここまでで終わりましょう。

改めてお伝えしたいのは、「なんとなく同じスーパーをずっと使っている」のではなく、「自分と相性のいいスーパーを見つける」ことで、その時の状況に応じてスーパーの使い分けができ、買い物が楽しくなりやすく、またそれでいて節約も自然にできるようになる、ということです。

ついつい近いスーパーだけを利用していませんか?もしかしたら、ちょっと見直してみるだけで、あなたの大好きなあの商品が、近くの別のスーパーでお得に買えるかもしれません。
安いと思って通っていたあのスーパーより、あなたの定番商品だけを買うなら、別のスーパーの方が合っているかもしれません。

スーパーは、三者三様。それぞれ、どのスーパーも特徴があって、面白いです。ぜひ、買い物がより楽しめるスーパーの選択をしてくださいね。

次回は、いよいよチラシの見方をお教えします!

みなさん、よいスー活と、楽しい買い物を。


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