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どん兵衛のつゆが東西で違う!?東西の食文化の違いが面白い
どん兵衛のつゆ、たまごサンドのたまご、食パンの厚さ・・・東西の食文化には違いがあって面白い♪代表的なものをご紹介します!
土地が変われば食も変わる、日本の食文化の面白さ。
同じ名前のメニューでも都道府県によって出てくる品物が違ったり、同じ商品なのにカップ麺の味が違ったり。
自分が住んでいる土地以外の食べ物を知ることで、背景にある各地域の文化の違いも発見できて結構興味深かったりします。
今回はその中でもよく比較される「東」と「西」の食文化の違いについてご紹介!
スーパーで購入できる商品に違いがあったり、定番のおかずの具に違いがあったり、驚きがたくさんあるかもしれませんよ♪
ねぎ
お鍋などに大活躍する「ねぎ」は、実は東と西で違いがある代表的な野菜。
東でポピュラーなのは白い部分が多くて太めの「白ねぎ」ですが、西のねぎと言えば青くて細い「青ねぎ」が一般的です。
関東出身の人が関西の高級料亭に行ったとき、青い部分しか出てこず「白い部分を出さないなんて失礼だ!」と怒ったなんてエピソードも聞いたりするほど。
いえいえ、関西では「青い部分」こそがおいしい部分なんですよ。
お鍋の具として入れたとき、東の白ねぎは白い部分がとろんと甘く、西の青ねぎはシャキシャキした食感でさっぱりしていて、どちらもとってもおいしいです。
そばやうどんのつゆ
東西の食文化の違いとしてよく知られているのが「つゆ」の違い。
東は濃くて醤油味の強いつゆですが、西は薄く透き通るような出汁のうまみが強いつゆが使われます。
うどん、そば、おでんなどを地域を変えて食べてみると、その違いに驚きますよ!
コンビニエンスストアで冬になると売り出されるおでんも、東西によってつゆの味を変えているそうです。
この違いは、東では料理に濃口醤油を使うのが一般的で、西では薄口醤油を使うのが一般的であること、また西は素材の味を引き出す「だし」を使った料理文化が強いことなどが理由とされています。
食文化の違いは、カップ麺にも影響!
日清食品から発売されている「どん兵衛」も、東と西で実はつゆが異なります。
ちなみに、実はこのどん兵衛、北海道バージョンもあるので実は同じ商品でも3種類違いがあるんですよ。
左上が東ver、右上が西verですが、少し西verのつゆの方が色が薄いのが分かりますね♪
他にも中に入っている七味の味が違ったり、そもそもカロリーもちょっと差があったりと、比べてみると結構発見がありました!
ちなみに、自分が普段食べているどん兵衛がどちらのバージョンの商品なのかは、カップにある「どん兵衛」ロゴ横のE(=東)、W(=西)をチェックすると判明します。
ひなあられ
3月3日のひな祭りの時に食べられる「ひなあられ」にも、東西で違いがあるのはご存知でしょうか?
東はお米をポンっと爆発させて作る「ポン菓子」がいわゆるひなあられで甘い味となっていますが、西は醤油などで味付けされたいわゆる「あられ」がひなあられです。
ひなあられはもともと、同じくひな祭りに食べられている「菱餅」を食べやすいように砕いて割ったものが由来なので、もち米から作られている西のひなあられの方がそのルーツには沿っていると言えますが、全国で一般的な「ひなあられ」のイメージとしてはポン菓子である東のひなあられの方です。
たまごサンド
たまごサンドの違いは、スーパーやコンビニではなく喫茶店での方が感じるかもしれません。
東のたまごサンドはゆで卵をつぶしてマヨネーズと和えたものが挟まれたサンドイッチですが、西のたまごサンドは厚焼きにしただしまき玉子を挟んだサンドイッチが一般的。
コンビニやスーパーでよく見かけるのは東のバージョンでしたが、最近では厚焼き玉子を使ったサンドイッチの人気が高まり、東でもよく見かけるようになってきましたね。
お雑煮
お雑煮は、東と西と言うよりも各都道府県や地域でそれぞれの味が伝統的に愛されている食事です。
東京では四角い餅を焼き、すまし汁に鶏肉や青菜、かまぼこなどと一緒に入っているものがよく食べられています。
一方で京都では白みそベースの少しあまい味噌汁に、大根やニンジン、里芋などの角をまるく切り取って入れる雑煮がポピュラー。また、入っているお餅は茹でた丸餅です。
丸餅や角を取った野菜が使われるのは、「角が立たず円満に過ごせるよう」という願いを込めてと言われています。
肉じゃが
和食の定番である肉じゃがは、使われるお肉に違いが。
東ではお肉といえば「豚肉」が最もよく想起され、西は「牛肉」が最もよく想起されます。
そのため、肉じゃがに限らずカレーなどでも東では豚肉が使われ、西では牛肉が使われていたりすることも。
最近は東と西の境界線がほぼなくなり好みで使う家庭が多いです。
いつもと一緒のメニューを、ちょっと具材を変えて楽しむとまた違う発見があるかもしれませんね!
食パン
食パンの切り方の好みにも東西で違いが。
東では6枚切りがスーパーの店頭で一番面積をしめていますが、西では5枚切りがスーパーでは一番多く売られていて好まれる厚さです。
この違いは、パンが広まった背景にあり、東では「パン=間食」のイメージが強く薄切りが好まれ、粉もの文化がある西では「パン=主食」であることから厚切りが好まれると言われています。
今回紹介した以外にも、食文化の違いはたくさんあります!
もし旅行などで普段買い物している以外の地域のスーパーに行くことがあったら、ぜひ商品などをチェックしてみてくださいね♪
東西の食文化の違いって面白い!
昔から慣れ親しんでいる味も、新しく出会った味も、どちらも捨てがたいですね!
食文化の違いの面白さ、ぜひ皆さんも楽しんでください。